[2018_08_24_01]<高浜原発>4号機蒸気漏れ原因「接続部分パッキンに隙間」(毎日新聞2018年8月24日)
 
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<高浜原発>4号機蒸気漏れ原因「接続部分パッキンに隙間」

 定期検査中の関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)の原子炉上部から放射性物質を含む1次冷却水の蒸気が漏れた問題で、関電は24日、原子炉容器の上蓋(うわぶた)に設置された「温度計引き出し管」に異物が入り、接続部分のパッキンに隙間(すきま)ができたことが原因とみられると発表した。蒸気漏れは点検中の作業員が20日に見つけたが、関電は「建屋内の放射線量は通常と同じレベルで、限度量を超える被ばくはない」としている。
 関電によると、パッキンはステンレス製で外径66ミリのリング状。詳しく調べた結果、内側に0.3ミリ程度へこみが見つかり、ここから蒸気が漏れたとみている。へこみは今月1日に引き出し管を組み立てた際、金属片などの異物が挟まって生じたとみられる。
 関電は近くパッキンを交換して原子炉を起動する準備を始める方針。当初は9月19日の営業運転を予定していたが、今回の蒸気漏れの影響で日程は10日前後遅れる見通し。【高橋一隆】

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