[2018_07_25_02]柏崎原発、情報共有「C」評価=事故想定の訓練で―規制委(時事通信2018年7月25日)
 
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柏崎原発、情報共有「C」評価=事故想定の訓練で―規制委

 電力各社が行う原発事故を想定した訓練で、原子力規制委員会が東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)など3原発に対し、規制委との情報共有について「一層の改善が必要」とする3段階評価で最低の「C」評価としていたことが分かった。
 25日の規制委で報告された。
 東電は福島第1原発事故の際、情報共有の遅れや混乱が国会などの事故調査委員会で指摘されており、山中伸介委員は「事故を起こした東電がこのような低い評価結果なのは許しがたい」と述べた。
 電力会社は原則年1回、重大事故を想定した訓練を各原発で実施。情報共有訓練では、規制委の緊急時対応センター(ERC)と電力会社の本社などをテレビ会議システムでつないで実際の事故時と同様に状況報告などを行う。訓練終了後、ERCで対応した規制委職員が評価点を付ける。
 規制委は、柏崎刈羽原発の対応について「説明が断片的で、全体の戦略に欠ける」「基本的に情報が来るのが遅い」などと指摘。東電内の情報収集部門と、規制委との窓口になる部門との連携が取れていないとした。

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