[2018_07_20_01]<女川原発>オフサイトセンター着工 有事の拠点 19年11月完成(河北新報2018年7月20日)
 
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<女川原発>オフサイトセンター着工 有事の拠点 19年11月完成

 東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の事故発生時の対応拠点となるオフサイトセンターが19日、女川町で着工された。同センターは東日本大震災の津波で全壊した。新施設は2019年11月の完成、19年度中の使用開始を目指す。
 原発から北西約7キロの県立支援学校女川高等学園第2グラウンドの東隣に再建する。鉄筋コンクリート3階で、延べ床面積3794平方メートル。免震構造を採用し、緊急時モニタリングセンターなどを設ける。宮城県が整備し、総事業費は約27億円。国が全額負担する。
 施設の一角に原子力規制庁女川原子力規制事務所を設置する。重大事故の発生時は国や県、周辺市町などが合同で対応に当たる最前線の拠点施設となる。
 現地で19日、安全祈願祭があり、県職員ら約15人が工事の安全を祈願した。
 同センターは原子力災害対策特別措置法で原発から5〜30キロ圏内への設置が定められている。現在は仙台市宮城野区の旧消防学校に暫定的に移されている。再建場所では12年4月〜17年9月、仮設商店街「きぼうのかね商店街」が営業していた。

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