[2018_07_05_08]2.地震帯_防災基礎講座(防災科学技術研究所2018年7月5日)
 
参照元
2.地震帯_防災基礎講座

(前略)
 地震は断層によって起こります.断層とは岩盤や地層がある面を境にしてずれる現象です.地中深くに長時間かけて歪(ひずみ)が蓄積され,岩盤が耐えきれる限界を超えると断層というかたちでの破壊が生じます.蓄積されていた歪エネルギーは解放されて地震波となり,四方に伝わっていきます.地球内部に歪を大規模に発生させる主因はプレートの運動です.歪はプレート境界域に集中して発生するので,帯状に連なる地震帯が出現します.世界の主要な地震帯には,太平洋を取り巻く環太平洋地震帯と,インドネシアからヒマラヤを通り地中海へ続くユーラシアプレート南縁の地震帯があります. 環太平洋地震帯は大部分が沈み込み境界です.ユーラシア地震帯には,沈み込み・衝突・横ずれの境界がつらなります.(図3.5)
(後略)


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