[2018_06_23_02]<放射線監視装置撤去>福島・西郷の作業中止 村議会が中止求める意見書(河北新報2018年6月23日)
 
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<放射線監視装置撤去>福島・西郷の作業中止 村議会が中止求める意見書

 東京電力福島第1原発事故後に福島県内に設置した放射線監視装置(モニタリングポスト)を一部撤去する原子力規制委員会の方針を巡り、原子力規制庁は22日、同県西郷村で予定していた撤去作業を中止した。村議会が20日、中止を求める意見書を可決していた。
 村内では装置36台のうち27台が撤去対象となっている。規制庁は4月、行政区長らが集まった会議に担当者を派遣して計画を説明。異論がなかったとして、県内で初めて撤去作業に取り掛かる予定だった。
 村議会は「多くの除染土壌廃棄物が仮置きされている現状からも測定持続が必要」との意見書を全会一致で可決。村が即日、中止するよう申し入れていた。
 規制庁監視情報課の担当者は「今後の進め方は村と協議して決める」と話した。
 撤去は県内約3600台のうち、避難区域となった12市町村を除く自治体に設置した大部分が対象。


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