[2018_02_07_01]台湾地震 4人死亡、225人負傷 145人と連絡取れず(毎日新聞2018年2月7日)
 
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台湾地震 4人死亡、225人負傷 145人と連絡取れず

 米地質調査所(USGS)によると、6日午後11時50分(日本時間7日午前0時50分)ごろ、台湾東部、花蓮県花蓮市の北約22キロを震源とするマグニチュード(M)6.4の地震があった。震源の深さは10.6キロ。台湾政府によると、4人が死亡し、225人が負傷した。145人と連絡が取れていない。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会によると、日本人2人が負傷した。日本政府によると、2人は命に別条はない。
 現地当局によると、損壊した4棟の建物のうち2棟で取り残されている人がおり、救助活動を続けている。台湾メディアによると、花蓮市内のホテル「統帥大飯店」の1階部分が潰れて建物が傾いた。泊まっていた日本人観光客約30人が避難。台湾政府によると、宿泊客ら計130人が救出された。
 旅行業者によると、同ホテルは12階建てで270室ある。
 旅行会社「クラブツーリズム」(東京)によると、同社のツアー客約40人が6日に花蓮に滞在していた。全員の安全を確認したとしている。
 道路には各地で亀裂が入り、2カ所の橋も被害を受けた。ガス管の損壊なども報告され、4万戸が断水し、約1800戸が停電した。
 蔡英文総統は軍などに全力で救助に当たるよう指示。行政院(内閣)は災害応急センターを始動させ、花蓮県にも開設した。
 台湾政府によると、死亡したのは統帥大飯店にいた60歳の女性と花蓮市内の自宅にいた66歳の男性。
 台湾の原子力委員会は、原発などは全て正常だと発表した。
 花蓮につながる幹線道路は落石の危険のため一時封鎖された。花蓮市では7日、職場は休業、学校は休校となった。
 花蓮市付近では4日から地震が90回以上観測されていた。余震も続いている。(共同)

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