[2017_11_23_01]<柏崎刈羽原発>違法な穴、新たに60カ所 防火処置せず(毎日新聞2017年11月23日)
 
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<柏崎刈羽原発>違法な穴、新たに60カ所 防火処置せず

 東京電力柏崎刈羽原発の原子炉建屋から防火処置をしていない建築基準法違反の貫通部(穴)が見つかった問題で、東電は22日、新たに同法違反の穴60カ所を確認したと発表した。うち49カ所は1号機建設当初の1980年代からのもので、行政の建築確認の甘さも浮き彫りとなった。
 穴は配管などを通すため建屋一つに数千カ所あり、このうち防火壁の穴はモルタルなどの不燃材で塞ぐことが義務づけられている。東電は7月、2号機原子炉建屋内の防火壁に塞がれていない穴2カ所を発見。原発全体を点検した結果、新たに見つかった穴60カ所のうち41カ所が放射線の管理区域内にあった。
 東電は年明けにも穴を塞ぐなどの対策に着手する。一杉義美広報部長は「建設当時は認識が不十分だった」と述べた。【内藤陽】

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