[2017_11_16_02]11/12避難訓練で原子力艦の危険性と災害対策マニュアルの不備を訴える 東京湾の原子炉から首都圏を守る会(たんぽぽ舎2017年11月16日)
 
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11/12避難訓練で原子力艦の危険性と災害対策マニュアルの不備を訴える 東京湾の原子炉から首都圏を守る会

◎ 11月12日、横須賀市で市民とともに76名が参加し原子力艦事故避難訓練を行いました。
 横須賀基地は米第7艦隊原子力空母ロナルド・レーガンの母港とともに原子力潜水艦も物資の補給など2016年は341日とほぼ毎日原子力艦船が横須賀港に停泊しました。
 横須賀基地所属のイージス艦は衝突事故を含む3件の事故で17名の乗組員が死亡するなど過密な浦賀水道を航行する原子力艦船もいつ事故が起きるとは限りません。
◎ また三浦半島には活断層があり大地震で津波や隆起で浅瀬に原子力空母が座礁した場合、原子炉を冷却する海水が取り入れ不可能となりメルトダウンが発生します。
 しかし、国や市の原子力艦船事故に対する防災基準や災害マニュアルは不十分です。
◎ 原発には新しい「原子力災害対策指針」が適用され半径5kmは避難計画が必要となります。原子力艦についても「原子力艦の原子力災害対策マニュアル」が2016年改訂されたものの避難計画が必要な範囲は「避難は概ね半径1km以内、屋内避難は概ね1〜3km」となっています。
◎ 原子力艦でも原発と同様の避難計画が必要であり、実際の風向きを考え、参加者は帽子、マスク、ビニールコートを身に着け3キロメートルを90分位かけ避難訓練を行い、原子力艦の危険性と事故が発生した時のマニュアルの不備を市民にアピールしました。

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