[2017_11_14_08]靴底に放射性物質 施設送風で飛散か 原燃再処理工場(東奥日報2017年11月14日)
 
 日本原燃の六ヶ所再処理工場分析建屋で6月に協力会社作業員3人の靴底などから微量の放射性物質が検出され、原燃は汚染検査の際に遠隔操作機具に付着した放射性物質が施設の送風で飛散したと汚染原囚を推定していることが13日、原子力規制庁が公開した面談録で分かった。
 面談録によると、原燃はMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)粉末を扱う第12分析室を汚染源と推定。操作機具表面の汚染拭き取りを確実に実施するように作業手順を改めた。
 また、同工場で発生した雨水流入問題で、原燃は浸水防止の恒久対策を10月中に完了し、同30日の降雨で雨水流入がなかったと説明。これに対し、規制庁は部材の経年劣化や、巡視、設備保全など必要な対策が示されていないとし「この説明では恒久対策が完了したとは理解できない」と再説明を求めた。(阿部泰起)
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