[2017_11_01_01]低レベル廃棄物受け入れを延期 原燃、クレーン不具合(東奥日報2017年11月1日)
 
 日本原燃は31日、低レベル放射性廃棄物埋設センターの埋設用クレーン不具合問題などで、10月に予定していた関西電力美浜原発(福井県)からの低レベル放射性廃棄物1280本(200リットルドラム缶換算)の受け入れを延期すると発表した。新たな受け入れ時期は未定。
 一方、クレーン不具合や北陸電力など4社で廃棄物の放射能濃度の検査数値に誤りがあった問題で、6月の受け入れを先送りしていた北陸電力志賀原発(石川県)の廃棄物480本は、来年度以降に受け入れを延期した。
 また、原燃は六ヶ所ウラン濃縮工場で2013年5月に生産運転を開始した新型遠心分離機1台が、故障のため運転停止したと発表した。新型遠心機が停止したのは初めて。同工場では安全管理上の問題が相次いだことを受け、9月12日から生産運転を一時停止している。
 (阿部泰起)
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