[2017_10_10_04]国と東電に再び賠償命令 原発被災者集団訴訟、福島地裁(共同通信2017年10月10日)
 
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国と東電に再び賠償命令 原発被災者集団訴訟、福島地裁

 東京電力福島第1原発事故の被災者約3800人が国と東電に損害賠償などを求めた訴訟の判決で、福島地裁(金沢秀樹裁判長)は10日、国と東電双方に賠償を命じた。全国で約30件ある同種の集団訴訟で3件目の判決で、双方の賠償責任を認めたのは3月の前橋地裁に続き2件目。原告数は最大規模。
 判決は、国が巨大津波の発生を予見でき、事故を回避できたと指摘した。3月の前橋地裁は国と東電に、9月の千葉地裁は東電だけに賠償を命じた。
 原告側は居住地の放射線量を事故前の水準の毎時0.04マイクロシーベルト以下に戻す「原状回復」も求めたが、認めなかった。

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