[2017_09_15_02]12メートルのかさ上げ防潮堤工事公開 宮城・女川原発(東奥日報2017年9月15日)
 東北電力は14日、2018年度後半以降の再稼働を目指す女川原発2号機(宮城県)で、津波対策としてかさ上げ工事が進む防潮提や、事故が発生した際に放射性物質を含んだ水蒸気を外部に放出するフィルター装置を報道陣に公開した。
 防潮提は全長約800メートル。最大23.1メートルの津波を想定し、海抜約17メートルの高さを約29メートルにかさ上げする。地面に168本のくいを打ち付けて建てた遮水壁で浸水を防ぐほか、一部はセメントを混ぜた土で盛り上げた。18年度後半のエ事完了を予定している。
 フィルター装置は、タービン建屋でシートに覆われた状態で公開された。今後、原子炉建屋内に配備され、事故時に原子炉格納容器内の圧力が高まって破損するのを防ぐために使われる。
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