[2017_09_07_05]雨水流入に 「何やってんの?」 規制委員長代理 原燃を問題視(東奥日報2017年9月7日)
 
 日本原燃六ヶ所再処理工場の非常用電源建屋で、配管が通る貫通部が14年間点検されず経年劣化で雨水が流入した問題に関し、原子力規制委員会の更田豊志委員長代理は6日の規制委定例会合で「何やってんの?という話。(原燃に)重く受け止めてもらわないといけない」と問題視する姿勢を示した。
 同建屋では8月13日、貴通部の隙間を埋めるシール剤の劣化により、雨水800リットルが流入した。貫通部は2003年の設置以降一度も補修していなかった上、当直員が誤って別の場所を点検していたにもかかわらず、貫通部の巡視・点検の確認欄にチェックを入れていたことが判明している。
 原子力規制庁は今後事実確認を進め、保安規定違反に当たるかどうか判断する。規制委の伴信彦委員は「問題を狭く捉えず、根本原因が分かるよう検討してほしい」と規制庁に求めた。
 規制委側の指摘に対し、原燃報道部は「重く受け止め、しっかりと対応したい」とコメントした。
       (古川靖隆)
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