[2017_09_01_01]熱水かかり作業員やけど=ポンプのホース外れ―高浜原発(時事通信2017年9月1日)
 
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熱水かかり作業員やけど=ポンプのホース外れ―高浜原発

 関西電力は1日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町、いずれも営業運転中)で、50代の協力会社の男性作業員にポンプ内の高温の水がかかり、やけどを負ったと発表した。
 男性は約3週間の入院が必要と診断された。水は消火栓からくみ上げたもので、放射性物質は含まれていないという。
 関電によると、8月20日午前11時10分ごろ、高浜原発敷地内の屋外で可搬式ポンプのホースが外れ、推定約30リットルの水が飛散した。男性は長袖と長ズボンを着用していたが、ポンプ内部の羽根車でかき混ぜられ水が高温になっており、顔や腹、両足などをやけどした。
 ポンプは原発の新規制基準対応のために備えられた機器で、関電は当時、年1回の性能検査を終え後片付けをしていた。作業員はポンプの弁を閉める作業をしていたが、弁が完全に閉まる前に別の作業員が電源を切ったため、圧力が加わりホースが外れたのが原因とみられるという。

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