[2017_06_17_01]基準地震動 最大620ガル RFS 規制委は判断保留(東奥日報2017年6月17日)
 
 原子力規制委員会は16日、リサイクル燃料貯蔵(RFS)の使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)の審査会合を都内で開いた。RFSは耐震設計の目安となる揺れ「基準地震動」を五つ設定し、最大値は従来の600ガル(ガルは加速度の一単位)から620ガルに変わると説明したが、規制委側は適否の判断を保留した。
 原子力規制庁の担当者は審査会合で、地震の波の設定手法に疑問を示し、再検討を求めた。規制委の石渡明委員は「指摘事項を踏まえて引き続き審議する」とした。RFSの担当者によると、再検討しても基準地震動の値には影響しない見通しだという。
     (古川清隆)
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