[2017_04_21_01]柏崎原発審査 責任者明確化求める 規制委 東電に対し(新潟日報2017年4月21日)
 
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柏崎原発審査 責任者明確化求める 規制委 東電に対し

 原子力規制委員会の更田豊志委員長代理は20日の審査会合で、東京電力の姉川尚史常務らに対し、東電柏崎刈羽原発6、7号機の審査申請書に関する補正書について責任者を明確にして作成するよう求めた。規制委が審査の最終段階にある電力会社に、補正書の書き方にまで注意を促すのは異例だ。
 規制委は東電に審査申請書の総点検を指示しており、東電がそれを踏まえて提出する補正書により、新規制基準に適合しているかを判断する。
 規制委は補正書や添付資料の作成担当者以外にも、内容に誤りがないかチェックした人の名前を明らかにするよう指示した。
 審査を巡っては、免震重要棟の耐震不足を示すデータを東電が3年近く公表しなかった問題が最終盤に発覚。東電の社内調査によると、背景に組織間の連携不足があった。
 更田氏は「きちんと連携されているか確認したい。最低限これぐらいはしてほしい」とくぎを刺した。
 姉川氏は終了後、「当局に心配をかけているので、真摯(しんし)に対応したい」と述べた。

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