[2017_03_18_09]六ヶ所再処理 排気ダクトに穴 原燃、腐食放置か(東奥日報2017年3月18日)
 
 日本原燃の六ヶ所再処理工場の排気ダクトに腐食でできた穴が見つかったことが17日、分かった。2014年5月には近くの別の箇所で腐食が見つかり、簡易補修を実施したが、ダクト交換など根本的な対策を実施していなかった。原子力規制庁は「放置していた疑いがある」と批判、原燃に原因究明と再発防止策の報告を求めた。
 原燃によると、ダクトは亜鉛でメッキされた鋼板で、放射性物質を含む溶夜の成分などを分析する建屋内にある。このダクトには放射性物質を含む空気は通っておらず外部への影響はないとしている。2月19日の点検で穴を確認し、3月3日に規制庁へ報告した。
 14年に腐食を発見した際は規制庁に報告し、テープでふさいで定期的に目視で確認する措置を取った。今回穴が開いていた箇所も内部の腐食を確認していたというが、ダクト交換などはしなかった。
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