[2017_02_28_06]玄海町と県に再稼働不同意を要請 反原発4市民団体(佐賀新聞2017年2月28日)
 
参照元
玄海町と県に再稼働不同意を要請 反原発4市民団体

 東松浦郡玄海町議会が町内に立地する九州電力玄海原発3、4号機の再稼働に同意したことを受け、脱原発を訴える佐賀、福岡の市民団体メンバーが27日、佐賀県庁と玄海町役場を訪れ、再稼働に同意しないよう求める文書を提出した。
 玄海町役場では、「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」など4団体が、再稼働反対に賛同する全国129の団体名が入った要請書を担当者に手渡し、町として最終判断を下す岸本英雄町長に同意しないよう求めた。
 メンバーは24日の町議会特別委でのやりとりを「委員長が議員の意見を『黙れ』と封じ込めていいのか」と批判。「福島の人は苦しんでいる最中。命の責任は誰も取れない」「原発を稼働するかの同意権は住民にある。裏を返せば拒否権もある」などと訴えた。
 一方、佐賀県に対しては山口祥義知事が「もともと同意権は存在しない」との認識を示したことに関し、「自らの権限を放棄して、国の事務的な手続きだけを請け負うだけなら許されない」と強調した。県民説明会についても、周知不足や質問時間の制限、説明の分かりにくさなどを指摘し、改善を求めた。

KEY_WORD:GENKAI_: