[2017_02_24_02]速報・東電柏崎刈羽原発で火災発生 免震重要棟問題で規制庁に絞られている真っ最中に 山崎久隆(たんぽぽ舎)(たんぽぽ舎2017年2月24日)
 
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速報・東電柏崎刈羽原発で火災発生 免震重要棟問題で規制庁に絞られている真っ最中に 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 東京電力は、いったいいつになったら多少とも緊張感を持つ会社になるのだろうか。
 2月23日(木)午後3時半頃、柏崎刈羽原発6・7号機、サービス建屋2階の会議室、実はロッカー室らしいのだが、そこで火災が発生し1時間ほど燃えたという。
 この同じ日、東京では、原子力規制委員会の審査会合が開かれており、「柏崎刈羽原発の免震重要棟が基準地震動の地震に対して規制基準が要求する耐震性を有しない」ことが問題となっていた。そのさなかに、柏崎刈羽原発で火災が発生していた。
 東電に原発を維持する能力もないことが立証されているのだから、もはや適合性審査を打ち切り、東電に対して原発の運転をしてはならないと通告すべきだ。
 原子炉等規制法の第四十三条の三の六に違反しているからだ。「重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力その他の発電用原子炉の運転を適確に遂行するに足りる技術的能力があること。」
 東電柏崎刈羽原発は再稼働どころか今にも重大事故を起こしかねない管理状態であることを自ら証明し続けている。

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 柏崎刈羽原発でぼや=サービス建屋のロッカー室−新潟
 23日午後3時25分ごろ、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)6、7号機サービス建屋の2階ロッカー室で、火災報知機が作動した。同原発消防隊などが出動。火は室内の書類などを焼き、約1時間後に消し止められた。けが人はいない。
 新潟県によると、放射線モニターで異常は確認されていない。東電と柏崎市消防本部などが出火原因を調べている。 東電によると、ロッカー室は一時、煙が充満。書類が焼けたほか、分電盤のキャビネットが焦げた。この部屋は会議用に使われているが、出火時、人はいなかったという。
 ぼやがあったサービス建屋は、同原発6、7号機建屋への出入りを管理する部署や従業員の事務室が入っている。(時事通信2017/02/23-20:10配信より)

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