[2017_02_18_01]規制委田中委員長 知事や薩摩川内市長と会談(MBC南日本放送2017年2月18日)
 
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規制委田中委員長 知事や薩摩川内市長と会談

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は18日、三反園知事や薩摩川内市の岩切秀雄市長と会談し、川内原発で事故が起きた際の住民の避難などについて意見交換しました。田中委員長は18日朝、県庁を訪れ川内原発で重大事故が起きた際の住民の避難などについて、三反園知事と意見交換しました。
 田中委員長は福島第1原発事故では無理な避難で多くの犠牲者が出たと指摘したうえで、「原発5キロ圏内は放射性物質が出る前に避難し、5キロから30キロ圏は屋内への退避を中心にするべき」という国の指針を説明しました。これに対し、三反園知事は原発の厳格な検査と情報発信を求めました。三反園知事「原発の安全性については、県民の理解を得るために、引き続き厳格な検査を積み重ねながら、県民に対して、わかりやすい情報発信や説明をしていただければと思っている。」
 また午後、田中委員長は薩摩川内市を訪れ、岩切市長や川内原発5キロ圏内の住民の代表らと意見交換しました。岩切市長は国の指針について理解を示し住民への周知をはかっていく考えを示しましたが、住民からは戸惑いの声も出ていました。田中委員長は19日、一部が川内原発から30キロ圏に入る薩摩川内市の離島、上甑島を訪れ、住民と意見交換する予定です。

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