[2017_01_27_01]再稼働差し止め仮処分申請=玄海3、4号機で住民ら―佐賀地裁(時事通信2017年1月27日)
 
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再稼働差し止め仮処分申請=玄海3、4号機で住民ら―佐賀地裁

 九州電力が再稼働を目指している玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)は、重大事故の際の対策に不備があるなどとして、佐賀県など九州地方と山口県の住民計81人が27日、九電を相手に再稼働の差し止めを求める仮処分を佐賀地裁に申し立てた。
 原子力規制委員会は18日、玄海3、4号機が再稼働に必要な新規制基準を満たしたとする審査書を決定している。
 住民側は申立書で、新規制基準について万全の措置が取られた基準ではないと指摘。「新規制基準に適合することが安全性を担保することにはなり得ない」として、再稼働させないよう求めた。
 九電は申し立てを受け、「これまで同様、原発の安全性に理解を頂けるよう努める」とコメントした。
 今回、仮処分を申し立てた住民らは2012年以降、国と九電を相手に玄海原発の運転差し止めを求める訴訟も起こしている。

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