[2016_11_26_01]第2原発 プールの水あふれる 東電 冷却停止の説明修正(赤旗2016年11月26日)
 
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第2原発 プールの水あふれる 東電 冷却停止の説明修正

 東京電力は24日、福島県沖を震源とする22日の地震で、福島第2原発の使用済み核燃料プールや、制御棒などを保管するプールの水が合計で約525リットルあふれ出ていたことを明らかにしました。3号機の核燃料プールの冷却装置が一時停止した原因について説明を修正しました。
 東電によると、2〜4号機の核燃料プールの水があふれ、建屋下階の床に水たまりができたといいます。湯気を除去するダクトにプールの水が入り、配管を通じて下階に流れたとみています。水量は計約485リットル。放射性物質濃度は最大で1リットル当たり約300ベクレル。
 地震後に3号機の核燃料プールの冷却が一時停止した原因について、循環する水量が減少したことで冷却水をためるタンクの水位が低下したためポンプが自動停止したと訂正しました。東電は当初、地震の揺れでタンクの水面が変動し、水位低下を検知したと説明していました。
 また、制御棒など炉心で使用した装置を保管しているサイドバンカー建屋のプールでも約40リットルがあふれ出ました。放射性物質濃度は1リットルあたり1万8600ベクレル。
 水たまりの公表が2日後になった理由について、原発機能のトラブルではないなどと説明しています。

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