[2016_11_25_01]<福島沖地震>福島第2 停止原因は水位低下(河北新報2016年11月25日)
 
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<福島沖地震>福島第2 停止原因は水位低下

 東京電力は24日、福島県沖の地震により福島第2原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却が一時停止した原因が、プール脇にあるタンク内の水位低下だったとの見方を示した。当初の説明は、タンクの水が地震で揺れたことを水位変化と検知したとしていたが、変更した。
 燃料プールは、循環している冷却水の上澄み部分が脇にあるタンクに流れ込む構造。タンクの水を浄化・冷却し、再びプールに注水している。地震時は揺れにより、プールの水面が波立ち、水の一部が壁のダクトに流入したため、循環している水の全体量が減少し、タンク内の水位低下が起きたとみられる。
 ダクトに入った水の一部は配管を伝い、建屋階下の配管のつなぎ目などから漏れ出し、水たまりが見つかった。第2原発2、4号機でも同様の水たまりが見つかり、3号機を含めた量は計約485リットル。外部流出はないという。
 東電によると、3号機は水位が基準より2.2メートル下がると警報が鳴る設定で、地震発生から10分後の22日午前6時10分ごろ、警報が鳴ってポンプが停止した。

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