[2016_11_22_13]福島第二が90分冷却停止、水温0・2度上昇(読売新聞2016年11月22日)
 
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福島第二が90分冷却停止、水温0・2度上昇

2016年11月22日 21時46分
 22日の福島県沖の地震で、東京電力福島第二原子力発電所3号機の使用済み核燃料プールの冷却のための循環が停止した。
 プールにつながる冷却・浄化用のタンク(直径約2メートル、高さ約8メートル)で水面が激しく波打つ「スロッシング現象」が起き、ポンプが自動停止した可能性がある。
 同原発は2011年3月の東日本大震災以降、運転を停止中。3号機のプールには2544本の核燃料が入っている。午前6時10分、タンクの水位が2メートル低下したことを示す警報が鳴り、ポンプが自動停止。職員が現場でタンクの水位などを確認し、約1時間半後の同7時47分に復旧させた。この間に、プールの水温は0・2度上昇した。
 原子力規制委員会の田中俊一委員長は22日の記者会見で、「ポンプが止まったのは事故ではない。ポンプが壊れても、ほかの冷却や注水の方法が準備されている」と述べ、問題はなかったとの認識を示した。

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