[2016_11_03_02]六ヶ所再処理工場 保安活動見直しを 規制庁、原燃に指摘(東奥日報2016年11月3日)
 
 原子力規制庁は2日、7〜9月に県内の原子力施設で実施した保安検査の結果を公表した。違反事項はなかったものの、六ヶ所再処理工場を所管する日本原燃に対し、保安活動の抜本的な見直しが必要だと指摘した。
 県庁で記者会見した規制庁担当者によると、同工場は規模が大きいため、保安規定への不適合事象が原燃の他工場よリも多い上、是正措置の遅れが複数確認されるという。
 規制庁担当者は「再処理工場は限られたメンバーで不適合事象対応を行っている。是正・応急措置の考え方も含め、不適合対応の仕組みを抜本的に変えた方がいいと思う」と語った。
 また、原燃が規制庁に認可申請した同工場工事の図面に記載ミスがあり実際の工事範囲と一部異なっていた問題について、規制庁担当者は「次回の保安検査で厳正に確認していく」とした。
     (阿部泰起)
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