[2016_09_06_02]A系電源の警報作業ミスが原因 原燃再処理工場(東奥日報2016年9月6日)
 
 日本原燃は5日、六ヶ所再処理工場の使用済み燃料受け入れ・貯蔵建屋で5月16日に非常用電源装置A系の故障を知らせる警報が鳴った件は、社員が誤って電源ケーブルを取り外したことによる作業ミスが原因だったと発表した。
 原燃によると、社員が机を動かした際、机に設置されていた非常用電源装置につながる電源ケーブルを信号ケーブルと勘違いして取り外し、ケーブルの端子同士を接触させたため一時的な電圧降下が発生し警報が鳴ったという。
 電源装置はA、Bの2系列あり、5月16日にA系、6月27日にはB系が故障したと判断して警報が鳴った。検査の結果、2系列とも電源装置に異常はなかった。A系の警報は社員の知識不足による作業ミスが原囚で、社員が警報をリセットすることもできなかった。
 原燃は再発防止策として社員教育を実施したほか、警報リセットの手順着を作成。また、非常用電源は自動で復旧する機能を持たせた装置に今後切り替える。B系は警報が鳴った原因が判明していないという。
     (阿部泰起)
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