[2016_08_02_03]排水路測定、上司が却下=福島第1、内部通報で判明―東電(時事通信2016年8月2日)
 
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排水路測定、上司が却下=福島第1、内部通報で判明―東電

 東京電力は2日、福島第1原発事故の後、同社社員が敷地内の排水路で放射性物質を測定するよう提案し、上司に却下されていたことを明らかにした。上司は他の仕事を優先したという。東電は提案の時期など、詳細は特定できていないと説明している。
 東電の姉川尚史常務は同日の記者会見で、「計画的な取り組みをすれば、心配や迷惑を掛けることはなかった」と述べた。 第1原発では昨年2月、2号機原子炉建屋で出入り口の屋上にたまった雨水が放射性物質に汚染され、排水路から外洋に流出していたことが発覚。東電が原因を特定するまで公表を控えたため、地元の反発を招いた。
 東電は炉心溶融の隠蔽(いんぺい)問題を受け、6月に通報窓口を設置。今回の件を含め6件の情報が寄せられたという。
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