[2016_07_15_12]プレートテクトニクス(防災科学技術研究所2016年7月15日)
 
4章 地震はなぜ起きるのか 4.1 プレートテクトニクス
参照元
プレートテクトニクス
(前略)
=== 図4.9 日本列島周辺のプレート構造(萩原尊禮編「日本列島の地震,地震工学と地震地体構造」鹿島出版会より) ===


 ここで日本周辺に目を向けると,日本列島をめぐるプレートの状況は 図4.9に示すようになっています.
 北日本の東方には,ハワイ諸島をのせた厚さ70〜100kmの太平洋プレートがあって, 西北西に年間約8cmの速度で進んでいます. 太平洋プレートは,北海道沖合いの千島海溝,三陸・房総沖合いの日本海溝, そして伊豆諸島東方の伊豆・小笠原海溝を結ぶ位置から日本列島下に沈み込んでいます.
 一方,西日本の南方には,厚さ30〜40kmのフィリピン海プレートがあって,北西方向に年間約4cmの速度で進んでいます. フィリピン海プレートは,房総半島南方から相模湾にかけての相模トラフ, 駿河湾から遠州灘にかけての駿河トラフ,東海・紀伊半島・四国沖合いの南海トラフ, そして南西諸島に沿う南西諸島海溝へと続く位置から,日本列島の下へと沈み込んでいます.
(後略)

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