[2016_06_28_02]非常用電源また故障 原燃・再処理工場(東奥日報2016年6月28日)
 
 日本原燃は27日、六ケ所再処理工場の使月済み燃料受け入れ・貯蔵建屋にある非常用電源装置1系列が故障したと発表した。放射性物質漏えいなど周辺環境への影響はない。
 同装置は外部電源が失われた際、非常用ディーゼル発電機が送電し始めるまでにかかる約15秒間の電力を賄う機器。
 原燃によると、27日午前0時38分、発電を知らせる警報が鳴り、故障と判断した。同装置はA系とB系の2系列あり、故障したのはB系。A系に異常はなかった。故障発生時は外部電源から電力供給があり、冷却機能は維持されていた。
 同装置を巡っては、昨年11月に同工場の分離建屋で1系列に計器不良が発生したほか、今月16日には今回と同じ使用済み燃料受け入れ・貯蔵建屋でA系が故障している。
    (阿部泰起)
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