[2016_06_06_01]【続報】原子力民間規制委員会による規制勧告 「熊本-大分地震と再稼働」への四国電力の回答とヒアリング 四電の「地震で配管破損は起こらない」という答弁に対する 木村俊雄さん(元東電技術者)のコメント 中村泰子(原子力民間規制委員会・東京事務局)(たんぽぽ舎メルマガ2016年6月6日)
 
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【続報】原子力民間規制委員会による規制勧告 「熊本-大分地震と再稼働」への四国電力の回答とヒアリング 四電の「地震で配管破損は起こらない」という答弁に対する 木村俊雄さん(元東電技術者)のコメント 中村泰子(原子力民間規制委員会・東京事務局)

※6月1日発信の【TMM:No2795】★1四国電力の回答とヒアリング
 「四電の「……ん?!」な答弁」の【続報】です。

◯ 原子力民間規制委員会・いかた、同・東京が、5月25日行ったヒアリング(聴聞)の焦点は、地震による配管破断・破損の危険性を四電がどう把握し対策しているかを聞くことであった。
 福島第一原発事故において震度6強の地震により1号機の配管が破断して放射能と水素が建屋に放出され、地震から3時間後には、放射能高で建屋への入室が不能となり、放出された水素により水素爆発に至ったので、再発防止対策が必須だからだ。
 しかし、四電は、「福島事故で地震による配管破損はなかったというのが、国の規制委の見解である。伊方原発は、すべての配管について新規制基準にみあっていることを確認しているので、地震による配管破損は起こらない」と必死に防衛しようとした。
 福島事故の配管破断を認めると、全原発の耐震設計の見直しにつながってしまうので、国・電力会社はそれを絶対に認めないだろう。

◯ 元東電福島第−エンジニアの木村俊雄さん(自給エネルギーチーム)から、
 以下のような明快なコメントをいただいた。

 「以下、[配管破損]に関してコメントします。
 率直、全く合理的、論理的な説明になっていない。
 計測用小口径配管は耐震評価(解析)してないし、できない。
 さらに言うと、法令上、しなくていい位置付け。
 仮に耐震評価しようとしたら、モデル化に途方もない労力を要する。
 法令上、耐震評価しなくていい配管に対し、電力が自発的に大金を使い
 耐震評価してるわけない。
 やってますって言い張るなら物を見せて下さい。」

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