[2016_05_26_02]熊本地震で規制庁交渉−「若狭連帯行動ネットワーク」 納得のいく回答なし 全く規制機関としての信用がおけない 小倉正 (再稼働阻止全国ネットワーク)(たんぽぽ舎メルマガ2016年5月26日)
 
参照元
熊本地震で規制庁交渉−「若狭連帯行動ネットワーク」 納得のいく回答なし 全く規制機関としての信用がおけない 小倉 正 (再稼働阻止全国ネットワーク)

 5月23日、「若狭連帯行動ネットワーク」さんの、対規制庁交渉@参議院議員会館B104に出かけてきました。
 交渉の紹介議員は福島みずほ議員でしたが国会審議が入っていて秘書の方が最初にあいさつされただけでした。

 以下はツイキャス記録です。
  直前学習会 http://cas.st/104cc91e
  交   渉 http://cas.st/104ce1a8
  最後のあいさつ http://cas.st/104d151e

  長沢氏が徹底して追及していたのは、4/14の熊本地震の前震の記録で、これを規制庁が見なおしの分析に使わない理屈はないでしょうが、という趣旨で攻めていましたが、納得のいく回答はありませんでした。
 長沢氏が示したはぎ取り波解析の簡易版が不十分なものであると主張するのなら、自分たちで(あるいは九電に命じて)はぎ取り波解析をやり直せば済むことです。
 日奈久(ひなぐ)断層という活断層があると知られているところで起こったものだから、「特定の震源に基づかない地震」として想定するのは不適当、だと言うのはとても理屈にならない弁解でした。
  例えば、割れ残っている日奈久(ひなぐ)断層南部で、あるいは伊方の前面海域6〜8キロの活断層部分で、熊本地震前震と同じものが起こる想定にすればいいだけのことです。留萌地震は逆断層でしたが、日奈久(ひなぐ)断層は右横ずれ断層という点でも中央構造線断層帯と全く同じです。
 その時に基準地震動はおろかクリフエッジ超えの可能性さえある問題であるのに、想定外とみなす規制庁には全く規制機関としての信用がおけない、というレベルの問題発言でした。
  残念ながら、やはり規制庁、規制委とは再稼働推進のためのものである、ということでした。
 原発現地からは、福井の山崎隆敏さん、島根の芦原康江さん、愛媛の小倉、少し遅れて鹿児島の野口英一郎さんが参加していました。

KEY_WORD:SENDAI_:長沢啓行: