[2016_03_03_01]スマトラ島沖M7.8 津波警報、中部住民避難(東奥日報2016年3月3日)
 【ジャカルタ共同】米地質調査所(USGS)によると、インドネシア・スマトラ島沖で2日午後7時50分(日本時間同9時50分)ごろ、マグニチュード(M)7・8の地震があった。
 同国の気象地理庁はスマトラ島の西スマトラ州、北スマトラ州、アチェ州など5州に津波警報を出した。日本の気象庁によると、日本への津波の影響はない。
 震源はスマトラ島中部パダンの西南西約800キロで、震源の深さは24キロ。パダンの住民は「強い揺れを感じた。津波警報が出て、人々は高台などに避難を始めた」と話した。スマトラ島両方のムンタワイ諸島の一部地域とは連絡が取れないという。
 スマトラ島沖では2004年12月、M9・1の大地震が発生。大津波がアチエ州やタイ、スリランカなどに押し寄せ、インド洋沿岸諸国で22万人以上が死亡・行方不明になった。09年にも沖合で強い地震があり、西スマトラ州を中心に約1200人が犠牲になった。
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