[2015_11_20_01]原燃・埋め込み金具 施工不良146カ所に(東奥日報2015年11月20日)
 
 日本原燃は19日、六ヶ所再処理工場の地下構内で配管を支える埋め込み金具に施工不良があった問題で、12日時点の調査で基準の長さを満たさない施工不良の金具が146カ所に増えたと発表した。全て同じ会社による施工だという。
 原燃によると、6310カ所で超音波探傷検査の評価を終えた。施工不良を確認した146カ所のうち55カ所は安全上重要な施設につながる配管を支えている。
 検査は施工不良が確認された会社の金具を優先して実施。この会社が施工した約9300カ所のうち、検査が終わったのは4950カ所程度で、施工不良箇所はさらに増えるとみられる。
 また、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター内でさびが見つかった問題では、第3貯蔵区域を調べた結果、通風管80本のうち40本でさび付着を確認した。原燃は管自体のさびではなく外部飛来による付着とみている。
     (阿部泰起)
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