[2015_11_06_02]「もんじゅ」規制委勧告 サイクル継続方針 経産相「影響ない」 (東奥日報2015年11月6日)
 
 原子力規制委員会が高速増殖炉もんじゅ(福井県)の運営主体を変更するよう文部科学相に勧告することに対し、林幹雄経済産業相は6日午前の閣議後会見で「問われているのはもんじゅの管理体制で、政策が論点ではない。自治体や国際社会の理解を得て核燃料サイクルを進める方針に変わりはない」と述べた。
 規制委は4日、もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構による管理ミスなどが相次いでいることを重くみて、勧告を出すことを決めた。新たな運営主体が見つからない場合、もんじゅは存続が問われる可能性がある。
 林氏は、勧告が「(核燃料サイクル)政策に直接影響を及ぼすものではない」との認識を示し、勧告への対応は「文科昔がしっかり検討して進めると理解している」と語った。
 もんじゅとともに核燃料サイクルの要に位置付けられる日本原燃六ヶ所再処理工場(六ヶ所村)は「規制委の審査をクリアすれば進められる」とし、サイクルが今後起展する見通しを示した。  (古川靖隆)
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