[2015_09_10_01]六ヶ所貯蔵施設さび 来年9月に最終報告 原燃 (東奥日報2015年9月10日)
 
 六ヶ所村の高レベル放射性廃葉物貯蔵管理センター内でさびが見つかった問題で、日本原燃は10日、貯蔵中のガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)を移動させながら四つある貯蔵区域を全て調査し、来年9月に最終報告をまとめるとした調査実施計画を原子力規制委員会に報告した。
 原燃によると、ガラス固化体が入っていない第4貯蔵区域でこれまでに行った調査で、安全上重要な施設に当たる収納管と通風管に外部から飛散してきたとみられるさびの付着を確認した。中長期にわたり施設の健全性を確保するため、さびのサンプル採取や分析を行い、発生メカニズムなどを調べる計画。
 同センターでは9月後半に英国からの返還ガラス固化体124本を受け入れる計画だが、原燃は「さびは施設の安全機能に影響しない」とし、規制委も「特に問題はない」としている。
(阿部泰起)
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