[2015_02_03_02]もんじゅ未点検機器、400点増 原子力研究開発機構が訂正(福井新聞2015年2月3日)
 
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もんじゅ未点検機器、400点増 原子力研究開発機構が訂正

 原子力規制委員会から運転再開準備の禁止命令を受けている高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)について、命令解除に向けた報告書に誤りがあった問題で、日本原子力研究開発機構は2日、未点検機器の数を約400点増やし6891点に訂正し、規制委に補正した報告書を提出したと発表した。
 原子力機構は「(規制委に対し)補正内容を含め、残り2カ月でしっかり説明することに尽くしたい」とし、3月末までの命令解除を目指す方針に変わりないとしている。
 機構は昨年12月、全面的な見直し作業で6496点の未点検機器を見つけ、問題を解消して機器の保全計画に反映したとする報告書を規制委に提出した。しかし1月14日に報告書に記載した機器リストから漏れている機器が発覚し、再集計作業を進めていた。
 リスト漏れの主な要因は、「点検済み」かどうかなど分類する際の定義があいまいだったため。定義を作業要領で明確化するなどし、集計と確認作業をやり直したという。
 機構は昨年9月末までとしていたもんじゅの集中改革期間を3月末までに半年間延長し、命令解除を目指している。

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