[2014_07_08_05]北陸沖 新たな活断層 東大地震研究所が発表(東奥日報2014年7月8日)
 
 東京大地震研究所は7日、昨年度に新潟県中越地域から石川県沖で実施した地殻調査で、これまで確認されていなかった活断層が、富山県の黒部川河口付近と石川県能登半島沖の2カ所で見つかったと発表した。
 研究所の佐藤比呂志教授は「断層の活動頻度は非常に低い」としているが、断層の規模や、どの程度の被害を及ぼすかなどははっきりせず、今後研究を進めるという。
 日本海側には活断層が多数あるが、地震による揺れの大きさや津波の高さを推定するための詳しい観測データが得られていなかった。
 地殻構造を明らかにするため、8年間かけてこれまでより地下深い場所を調ベる。
 2014年度は福井県若狭湾沖から京都府や兵庫県沖を経て、鳥取県大山町沖までを調査する予定。
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