[2014_05_25_01]防潮堤の在り方、仙台で首相夫人ら議論(東奥日報2014年5月25日)
 東日本大震災の被災地で建設が進む防潮堤の在り方を考えるフォーラムが24日、仙台市で開かれ、安倍晋三首相夫人の昭恵氏や地元の高校生らが議論し、巨大防潮堤への懸念などが出た。
 主催者の一人でもある昭恵氏は冒頭「防潮提は環境を破壊する。孫子の代に地域がどうなるかを考え、どのような防潮堤を造るべきか議論してもらいたい」とあいさつした。
 海に面した宮城県石巻市雄勝町に親戚がいるという日本財団の尾形武寿理事長は「漁師らは朝晩、海を眺めて何をしようかと考える。(海が見えない巨大な)防潮堤は生活と海を隔絶させる」と懸念を示した。
 一方、安倍首相がビデオで登場し「防潮堤は各県が柔軟に計画できるので、最善の計画を決めてほしい」と語つた。
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