川内原発:補正書、５月末までに再提出
　九州電力は１５日、川内原発１、２号機鹿児島県の再稼働に向けて原子力規制委員会に提出し、不備が指摘された原子炉設置変更許可申請の補正書について、５月末までに再提出する方針を明らかにした。これに伴い、再稼働に必要な工事計画など残る二つの認可補正書の提出も当初の５月末から６月にずれ込む見通しとなった。九電が目指す今夏の再稼働がさらに遅れる可能性が出てきた。
　九電は４月末に原子炉設置変更の補正申請を提出したが、規制委は今月８日、４２項目の不備を指摘し再提出を求めていた。九電の中村明・上席執行役員は１５日の審査会合で、再提出の時期を示した上で「しっかりとした補正書を再提出するために検討している。できるだけ早く作業を進めたい」と述べた。【鳥井真平】