[2014_04_11_04]「もんじゅ」で未点検機器9件 機構「虚偽報告ではない」(産経新聞2014年4月11日)
 

「もんじゅ」で未点検機器9件 機構「虚偽報告ではない」

 日本原子力研究開発機構は11日、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」福井県で新たな未点検機器が9件確認されたと発表した。原子力機構はいずれも自主的な要領に基づき管理していたとして、「原子力規制庁との見解の相違で、いずれも虚偽報告には当たらない」と説明した。
 3月の原子力規制庁による保安検査で明らかになった。原子力機構はこれまで、未点検機器を7346件と原子力規制委員会に報告していたが、計7355件に上ることになった。
 原子力機構によると、点検に不備があったとされるのは、規制庁が今年3月10〜28日の保安検査で調べた約80件のうち、原子炉の冷却装置に関係する装置などの9件。
 規制庁は「管理上適切でない事案が確認され精査している。内容については回答できない」としている。

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