[2014_04_10_01]地下水くみ上げ開始 福島原発の敷地内 分析後に海洋放出(東奥日報2014年4月10日)
 
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 東京電力は9日、福島第1原発敷地内で地下水をくみ上げ、汚染されていないことを確認後に海洋に放出する「地下水バイパス」計画で、専用井戸でのくみ上げを午前10時半ごろ開始したと発表した。
 福島県の廃炉安全監視協議会はこの日、4号機原子炉建屋の西約300メートルにあるくみ上げ井戸を調査した。
 東電は今後、放射性物質がどの程度含まれているか第三者機関を交えて詳細な水質分析を行う。分析には1カ月程度かかる見込みで、水質に問題がなけれぼ5月中旬にも海洋放出を始める。
 地下水バイパスは地下水が原子炉建屋地下に流れ込む前にくみ上げて海洋放出し、汚染水の増加を抑えるのが狙い。第1原発1〜4号機建屋には1日約400トンの地下水が流れ込んでおり、東電は稼働すれば流入量を数十〜100トン減らせると説明している。
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