[2013_01_25_01]論文_福島第一原子力発電所事故関連論文_継続調査でみる原子力発電に対する世論_過去30年と福島第一原子力発電所後の変化_北田淳子(日本原子力学会和文論文誌2013年1月25日)
 
参照元
論文_福島第一原子力発電所事故関連論文_継続調査でみる原子力発電に対する世論_過去30年と福島第一原子力発電所後の変化_北田淳子

(前略)
1.福島原発事故前の継続調査ー過去30年「減らす・廃止」は少数意見
(中略)

(中略)
4つの調査における「減らす・廃止・止める・やめる」を合わせた比率―つまり「新増設・推進する・現状維持・どちらともいえない・わからない」以外の明確な否定的意見の比率―は2割から3割で推移していた。チェルノブイリ事故やJCO事故の後も大幅な増大はみられない。朝日新聞Aは40%台を超えているが,これは,利用ではなく推進についての賛否の2択になっているためだと考えられる。「推進に反対」には,推進に賛成ではない現状維持の人も含まれるために,他の調査より否定側回答が多くなっていると推察される。質問も調査方法も異なるため厳密な比較はできないが,利用について「減らす・廃止・止める・やめる」という明確な否定意見は福島原発事故までの30年間に渡り一貫して少数意見であったといえる。
(中略)

2.福島原発事故後の報道機関の世論調査―2011年5〜7月に「減らす・廃止」が7割に急増
(中略)

(後略)

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