[2009_10_08_01]南太平洋でM7.8 バヌアツ沖 周辺国に津波警報(静岡新聞2009年10月8日)
 〔シドニー共同】米地質調査所(USGS)によると、南太平洋の島国バヌアツ沖で、現地時間8日午前9時8分(日本時間同7時3分)、マグニチュード(M)7・8の強い地震があった。震源地はエスピリツサント島のルーガンビル北北西約295キロで、震源の深さは35キロ。この15分後には近くでM7・3の地震があった。
 米太平洋津波警報センターは、津波発生の恐れがあるとして、ソロモン諸島など周辺の島国に津波警報を出したが、約2時間後に解除した。
 ロイター通信によると、バヌアツやフランス領ニューカレドニア、フィジーなどで、当局が住民や観光客らを高台に一時避難させたが、ルーガンビルで観測された津波は4センチだった。
 南太平洋では9月末、サモアや米領サモアなどをM8.3の地震・津波が襲い180人以上が死亡。インドネシア・スマトラ島沖でもM7.6の地震で千人を超える死者・行方不明者が出ている。
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