[2008_04_11_01]柏崎原発7号機 配管強度評価で誤り 東電 計算プログラムに不備 「F-3断層」公開 東電(新潟日報2008年4月11日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 東京電力は十日、中越沖地震を受けて実施した柏崎刈羽原発7号機原子炉配管の構造強度評価計算にミスがあったと発表した。地震の際に配管分岐部にかかる力を二カ所で小さく見積もり、経済産業省原子力安全・保安院の地震の調査対策委員会作業部会に提出していた。原子炉メーカーの日立GEニュークリア・エナジーの計算機プログラムにミスがあっためとしている。
 保安院は同月、他号機も含め再計算し、再発防止策と合わせて今月末までに報告するように指示した。東電によると、7号機建説時の計画書や、4、5号機改造工事の申請書などが誤っている可能性があるという。
 誤りは、東電が同作業部会に報告した数値が、独立行政法人「原子力安全基盤機構」の計算と異なっていたため発覚。配管自体の重さの計算方法を誤っていた。
 再計算では、残留熱除去系配管にかかる力の最大値が199メガパスカルから239メガパスカルに、主蒸気系配管が134メガパスカルから136メガパスカルに変わった。東電は「再計算後の値も基準値を下回っており、強度に問題はない」としている。
 また、東電は同日、7号機の点換と健全性評価に関する中間報告書を国に提出した。原子炉圧力容器などの安全上重要な機器について「異常なし」としている。

KEY_WORD:KASHIWA_:構造強度評価計算:保安院:日立GEニュークリア・エナジー:独立行政法人「原子力安全基盤機構」:「F-3断層」:CHUETSUOKI_: