[2007_08_07_02]柏崎刈羽原発 IAEAが調査開始 国、風評被害の沈黙期待 揺れで燃料プールの水飛散 職員に付着、汚染なし(デーリー東北2007年8月7日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 国際原子力機関(IAEA)のフィリップ・ジャメ原子力施設安全部長ら専門家六人が六日、新潟県中越沖地震で原子炉が緊急停止し、施設や設備にも多くの被害を受けた東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市・刈羽村)での調査を開始した。
 東京電力は六日、新潟県中越沖地震が起きた際、柏崎刈羽原発の使用済み燃料プールそばで作業していた隊員らに、揺れで飛び散った微量の放射性物質を含む水がかかっていたことが分かったと発表した。作業着に付着したが身体の汚染はなく、健康への影響もないとしている。
 また、同原発4、6号機の原子炉圧力容器のふたを開けるのに使う油圧駆動装置からそれぞれ200リットル、24リットルの油が漏れていることも判明。東電は「地震で配管などが変形した可能性がある」と説明。原子炉本体がある圧力容器内の点検がさらに遅れそうだ。
 一方、油が漏れた装置は直径8−9メートル、高さ6メートル、重さ30−37トン。大型クレーンでつり上げ、圧力容器のふたのボルトを締め付けたり、緩めたりするのに用いる。

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