[2007_07_20_05]地震国 原発とどう共存 中越沖地震にみる課題 専門家に聞く 海底活断層の調査、限界も 鈴木康弘氏 名古屋大教授(地形学)(朝日新聞2007年7月20日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 日本は、地震が多いのに原子力発電所もたくさんあるという世界でも珍しい地域だ。このことを私たちは、新潟県中越沖地震で改めて思い知らされた。活断層調査の信頼性や、原発耐震審査が求めている安全性は十分なものなのか。組織上、制度上の問題はなかったか。専門家の意見を聞いた。

鈴木康弘氏 名古屋大教授(地形学)
(中略)
 これまで、活断層の専門家からみると納得がいかないことが多々あった。たとえば、東京電力の柏崎刈羽原発付近で、政府の地震調査委員会が長さ約83キロとみる長岡平野西縁断層帯を、東京電力は長さ17.5キロとする調査結果を提出し、国はこれを認めた。詳細に調べて、断層帯の一部は、活動していないと判断したとのことだが、根拠の確かさがわからない。(後略)

※上記本文に関連する長期評価のサイト

KEY_WORD:KASHIWA_:活断層調査:原発耐震指針:政府の地震調査委員会:長岡平野西縁断層帯:海底活断層調査:震源活断層:CHUETSUOKI_: