[2005_03_21_01]福岡沖玄海地震 列島に「安全地帯」なく 未知の活断層動く 警固断層との関連指摘も 「震度6弱」建物被害ばらばら 発生7分後に対策室を設置 政府(毎日新聞2005年3月21日) |
※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである 福岡沖玄海地震は、「地震が少ない」とされてきた九州北部ではまれな大地震となった。地震の規模を示すマグニチュード(M)7.0は新潟県中越地震(M6.8)を上回り、最大震度「6弱」という揺れは、01年3月の芸予地震に匹敵する。地震大国・日本に「安全地帯」はないことが改めて浮き彫りになった。(後略) 海底の場合、掘削調査ができないため、どこに断層があるかは分かっていない。独立行政法人・防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の岡田義光企画部長は「この断層は、博多湾を隔てて内陸の警固断層の延長線上にあり、両者は関係があるかもしれない。21日に開かれる政府の地震調査委員会で検討したい」と話す。 警固断層(延長22キロ)は福岡市の評価で、今後30年以内にM7程度の地震を起こす確率が「0.4%」とされた。地震が起きた場合は福岡市内で震度4〜6弱の揺れになると予想している。 しかし、山本雅博気象庁地震津波監視課長は「警固断層とつながっているとすれば地震の規模はもっと大きくなるはず。M7.0という規模から今回の地震を起こした断層が余震の震源分布以上に長いとは考えにくい」との意見だ。(後略) ※上記本文に関連する長期評価のサイト |