※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである 新潟県中越地震は、95年の阪神大震災に起こった国内の地震としては、最大の被害をもたらした。中越地震は活断層が多く存在し、マグニチュード(M)7クラスの地震が発生する可能性も指摘されていた。阪神大震災の経験は防災対策に生かされたのか。今後の対応はどうあるべきか。地震学や災害対策の専門家に聞いた。(中略) 大竹政和・地震予知連絡会会長 要注意の空白域で発生 (中略) 東北大などのグループが02年、日本海東縁の断層を詳しく調べ、「ギャップD」と呼ばれる今回の地域を含む4つの空白域を、「近い将来に地震が起こる可能性が高い」と指摘していた。 しかも、プレート境界で大地震が起こる間隔がだんだん短くなってきていた。地震調査委員会でも日本海東縁の地震を検討したが、やや過小評価だったのではないか。 ギャップDでは最大M7.3程度の大地震が起こると予想していたが、今回は最高でもM6.8だったので、まだエネルギーが残っている可能性が高い。(後略) ※上記本文に関連する長期評価のサイト |