[1995_02_22_14]技術の枠を結集した構造物の危険性 PAGE 206-207(検証・危険列島 新版 (生越忠)1995年2月22日)
 ○考慮すべき活断層の活動時期も限定
 1、考慮すべき活断層とは?
 活断層とは、一般に、地質年代の最後の年代である新生代第四紀に活動したと見なされる断層をいうものであるが、耐震設計審査指針は、第四紀を、約180万年前から現在までの期間とするとともに、活断層については、「第四紀に活動Lた断層であって将来も活動する可能性のある断層をいう」と限定的に定義した。そのため、右指針によると、第四紀に活動した証拠があっても、なんらかの根拠によって将来も活動する可能性があるとは認められないものは、原子炉設置に支障のある活断層としては取り扱う必要がないことになるが、右指針は、活動度がA級の活断層については、一万年前以降に活動したもの、B級およびC級の活断層については、五万年前以降に活動したものと、原子炉設置にあたって考慮すべき活断層の活動時期を著しく新しいものに限定した。

表30.過去約半世紀間にB〜C級活断層が再活動して起こった内陸直下型大地震ないし大地震に近い中地震
地震名:福井地震
発生年月日:1948.6.28
震央位置(北緯):36度10分
震央位置(東経):136度12分
規模(M):7.1
震源深さ:0
死者数(人):3769
震源断層の活動度:B〜C
KEY_WORD:KITATANGO_:KITAIZU_:OGA_:TOTTORI1943_:MIKAWA_:FUKUI_:NIIGATA1964_:IZUHANTOUOKI_:IZUOOSHIMAKINKAI_:NAGANOSEIBU_:NISHISAITAMA_:YOSHINO_:KITAMINO_: