[1981_07_20_02]活断層の評価について_発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針(原子力安全委員会1981年7月20日) |
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(前略) [Roman2 ] 活断層の評価について 活断層によって発生すると考える地震は活断層の活動度によって、基準地震動S1又は基準地震動S2を敷地基盤に与える地震に分類されるが、それぞれ活断層を評価するに際しての判断の基準のめやすは、以下による。 1 基準地震動S1の発生源としては、以下の事項を評価上考慮する。 (1) 歴史資料により、過去に地震を発生したと推定されるもの (2) A級活断層に属し、10,000年前以降活動したもの、又は地震の再来期間が10,000年未満のもの (3) 微小地震の観測により、断層の現在の活動性が顕著に認められるもの 2 基準地震動S2の発生源としては、以下の事項を評価上考慮する。 (1) 上記1(2)を除きA級活断層に属するもの (2) B及びC級活断層に属し、50,000年前以降活動したもの、又は地震の再来期間が50,000年未満のもの 3 (1) 地震の再来期間(R年)は、歴史資料及び地震地体構造的な考慮に基づいて推定するが、わが国の内陸における活断層については、 R=10(0.6M-1)/S R:再来期間(年) M:マグニチュード S:平均変位速度(mm/年) によって推定することができる。 (2) 上記A、B及びC級活断層の分類は、次の平均変位速度により判断する。 A級 1≦S S:平均変位速度(mm/年) B〃 0.1≦S<1 C〃 S<0.1 (後略) |
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